「Agile Conference tokyo 2011」参加してきました。
http://pw.tech-arts.co.jp/act2011/
以下は感想と言うかメモ
21世紀のソフトウェアデザイン(Martin Fowler 氏)
ひとつめの話
- agileが広がるにつれて本質が薄まり最初の人達にとってフラストレーションになっている
- いままでは計画通りにすすむ事が成功
- 一度決めた要求に依存している事が問題
- Adaptive Planning
- 細かく継続的にリリースする
- 予想型から適用型へ
- プロセスありきから人ありきへ
- 自己適応性
- プロセスやデザインの選択
- 改善への熱意
- agileのperfectはto perfect。「完璧に近づける」形容詞ではなく動詞
ふたつめの話
- Continuous Integration
- 統合の痛みは延ばせば延ばすほど痛みが大きくなる。早い段階で統合すれば痛みが小さくなる
- 統合を細かく何回も行なう
- 花金
ひとつめの話はagileお得意の要求は変更されるもので、それに適応しよう。
そしてプロセスを決めて人を配置するのではなく人を中心にして、そのメンバーでプロセスやデザインを決めていく方が健全だよねって感じでした。
ふたつめは話はFowler氏の経験から一度きりの統合は大きな痛みを伴うので細かく統合していきましょう。そして金曜日に楽しくお酒を呑みましょうw
って感じでした。
この辺は全然異論なし。
通訳に関してはいらないって人も多いみたいですが、私は助かりました。
詳しくは下記が参考になります
Agile Conference Tokyo 2011 マーティン・ファウラー氏の基調講演
「本番環境への適用まで自動化して繰り返す」、Martin Fowler氏がアジャイルのテクニックを語る
Thoughtworks社による海外導入事例 ~アジャイルによる技術革新の加速と品質の改善:高パフォーマンスチームの構成要素は何か?~(Jez Humble 氏)
- アジャイルが主流 37%
- 組織が障害
- 価値の創造はできるだけ少なく 使われないモノ(機能)を作らない
- 継続的なデリバリー
- 品質をインスペクション(テスト)に頼らずプロセスを改善しましょう
- テストはフェーズではなく絶えず行いましょう
- 品質はテスターが行なうモノではなく全ての人の責任
- 自立している、修練している、なんのためにしているのか
- 顧客でもチームでもリッチなfeedback loopsを構築する
- クリエーティブな仕事の場合、働く動機はお金だけではない
テストはフェーズではないって目からウロコでした。確かに要求も実装もテスト可能なのでその場その場でテストをすれば、なんとかテストってフェーズ必要なくなるな。
継続的なフィードバックから改善されていく。当たり前なんだけど大切なところ、これからも振り返りだけはやっていこうと強く感じました。
参考
Agile Conference Tokyo 2011 午後 Jez Humble氏の講演
セッションまでは大変なので割愛
こういったイベントを無料で行って頂き助かります。
講演者の方、スタッフの方ありがとうございました。
来年も参加したいと思います。