プログラマーのジレンマ 夢と現実の狭間

By | 2009/10/25 日曜日

チャンドラー(Chandler)という個人情報管理ツール(PIM)を作成するプロジェクトのお話。
http://chandlerproject.org/

チャンドラーはロータスの開発者であり経営者であったミッチ・ケイパーが構想したツールであり
自身の資産でプロジェクトを運営したプロジェクトです。

本のタイトルはプログラマーだが「プロジェクトのジレンマ」が内容を表している気がします。
仕事以外のプロジェクトをしたことのある人ならすごく共感できる内容になっています。

私自身もそんなに多くないですがいくつかのプロジェクトに参加したことがあります。
仕事以外なので賃金がでる訳ではないですが、やる気がある人の集団に入って手を動かすのはとても刺激的です。
どのプロジェクトも出だしは好調なのですが実際に具体的なところにくると急にブレーキがかかってしまいます。

「チーム内の温度差」や「作業量の偏り」あたりが原因なのかと思っていたのですが
優れた人たちが賃金を貰ってやっても同じ結果に陥っています。

で、本書を読んでこれも大きなブレーキの原因なのかもと思い返しています。それは
誰も間違った決断をしたくない

私的プロジェクトに参加する様な人たちはやる気があってできる人が多いです。
その中で”間違える”という行為は恥ずかしいと考えてしまいます。
あたりまですが誰も”間違った決断”をしたくないのです。
自分もその傾向があり、他人の間違えは許せても自分の間違いは恥ずかしく感じてしまします(許せない)。

上記の考えを発見できた本書は良い本だと思いますが厚みがあり読む人を選ぶ内容です。
私的プロジェクトを進めていて進捗が悪いと感じる方はぜひどうぞ。
本書のプロジェクトは決して成功とは言えませんが解決のヒントが隠されているかもしれません。

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