プログラミングを行うと同時に自分自身でそのコードを読んでいる。
そう考えるとコードは読まれる事の方が必ず多いとも言えます。
プログラムを作ることを職業にしている人は必ず他の人が作ったコードを読んでいるはずです。
レビューにしろ、コードの改修にしろまずはコードを読むことから始まるからです。
「実装パターン」は読まれることを意識したコードを作る人にとって非常にありがたい本です。著者のケント・ベックさんはXPやJUnitでも有名です。
本書のまえがきには
他の人が読んで理解できるコードの作成方法について書かれた本だ
とありますが、これが全てです。
本自体は薄いのですが内容はとてつもなく濃いです。
デザインパターンを語る手前の実装のあり方。まさに実装パターンだと思います。
コードコンプリートは職場に持っていくのに重すぎる、という方はぜひ実装パターンを持って行って下さい。