Eric Sink on the Business of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方
ギークの方が企業した時向けの本。
本書では少人数や個人で会社を経営しソフトウェアを作っている会社をISV(Independent Software Vendor)と呼んでおり
ISVがどのように振舞うべきかを独自の観点で述べています。
<目次>
■第1部 起業家
第1章 小さなISVについて
第2章 石の樽に不平をこぼす
第3章 自分の会社を始める
第4章 ギークのためのファイナンス入門
第5章 マイクロISVの探求
第6章 私のマイクロISVの第一報
第7章 もっと失敗しよう
■第2部 人
第8章 小さなISV に必要なのはプログラマではなく開発者
第9章 ギークの支配とMBAの戯言
第10章 採用の危険
第11章 すごいハッカー!=すごい社員
第12章 「ソフトウェアにおける高音域」に対するコメント
第13章 キャリア計算
■第3部 マーケティング
第14章 マイクロISVのための製品アイデアを探す
第15章 マーケティングは後処理ではない
第16章 競合を選ぶ
第17章 年相応に振る舞う
第18章 ギークの小手
第19章 建てる場所に注意
第20章 ゲームは進む
第21章 展示会に行こう
第22章 小さなISVのための雑誌広告掲載ガイド
■第4部 セールス
第23章 透明性の信条
第24章 製品価格付けの初歩
第25章 ギャップを埋める パート1
第26章 ギャップを埋める パート2
■エピローグ あとはただやるだけ
読んでて社長に読ませたくなった。
やはり小さなソフトハウスってソフトなりサービスなりを作っていかないと自分達でコントロールできるものが無くなってしまう。
人貸しビジネスではいつまでたっても一人当たりの「売上-コスト」の利益でしかなく人を集めてナンボになってしまう。
きちっと毎月利益を出すってことはとても大変なのはわかるんだけどね:p
個人的には「第1部 起業家」と「エピローグ あとはただやるだけ」が面白かったです。
パッケージ作っているところや自社サービスを展開しているISVの人にはとても参考になるのではないでしょうか。