アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣
どこをとってもアジャイル本。
目次はこんな感じ
- 第1章 アジャイルソフトウェア開発
- 第2章 アジャイルの初心
- 第3章 アジャイルさを育む
- 第4章 ユーザが求めるものを提供する
- 第5章 アジャイルなフィードバック
- 第6章 アジャイルなコーディング
- 第7章 アジャイルなデバッグ
- 第8章 アジャイルなコラボレーション
- 第9章 アジャイルへ踏み出す
この後に参考資料や天使の助言、あとがきなどが続きます。
目次を見てもわかるように最初っから最後までアジャイル。
特にウォーターフォールを批判する訳ではなくアジャイルをどのように実践するかに力を注いでます。
第1~3章まではアジャイルについての考え方や進め方、第4章ではユーザや要件に向き合い
第5,8章ではアジャイル的なマネージメントを説明しています。
第6,7章はコーディング、デバック。アジャイルではドキュメントより動くコードの方に重点を置いているのがわかります。
そして第9章ではアジャイルの始め方をマネージャとプログラマ向けに書いてます。
本書では節の始まりに悪魔が囁き、問題を解説し解決の為の手段を説明しています。
そしてその手段を支える為に天使が後押しする様に心構えを説いています。
読めばわかりますが「悪魔が囁き」が聞こえた事のある人は多いと思います。
アジャイルについてある程度知っている人にとっては復習本。あまり知らない人にとってはリファレンス本になるのではないでしょうか。
角谷さん、木下さん監訳ご苦労様でした!