午前は基調公演、午後は各APIの解説などでした。
個人的に一番面白かったのはGreg Steinのキーノート
Greg氏は長髪で見るからにギーク。
Googleとオープンソースについて語っていました。
■ライセンス
・Googleが提供する仕様やサービスに対してライセンスで安心感を与える。
・混乱を招かない為に新たなライセンスは作らない(<strong>Googleライセンス</strong>は作らない)
・適切なライセンスを利用する。現在であればApacheライセンスなどを利用。
・実権を握らない。
<感想>
ラインセンスが明記されているのは安心できるし、新たなライセンスが増えないのは嬉しいこと。
でもいずれGoogleライセンスは出てきそうな気がするなー。
■オープンソースのコード
・ページランク&技術は非常に価値がある。同様にインフラ、データセンターも戦略的に重要であるが、コードは戦略的な意味合いは少ない。なので90%は共有しても問題ない。
・コードは共有することによって利点がある。
■オープンソース コミュニティとの関係
・Googleはオープンソースをいっぱい利用しているのでコミュニティに対して還元するべきだと考えている。
・オープンソースコミュニティに対して真剣に向き合っていきたい。
・コミュニティーからの開発者の雇用。雇用した開発者は継続してソースを開発し続ける。これによりGoogle、開発者、コミュニティそれぞれが幸せになる。
<感想>
Google Codeでオープンソースのホスティングもしているのでインフラ提供も含め、環境はそろってるよね。
実際のところコミュニティとの関係はどうなんだろう?
ここら辺は全くわからないんだけど、やっぱ嫌っている人も多そうな気がする。
■オープンソースは劇的に市場を変化させる
・MySQLなどのデータベースが参入してきた為、OracleやSQL Serverなどのデータベースの価格設定が変化した。
・ブラウザはFirefoxが参入したことによりMSはIEを強化する必要に迫られてIE7が市場に投入された。
<感想>
全くその通り。無償が良い悪いと言うよりビジネスモデルが違うのであきらかに有償側は分が悪い。
■ソフトウェア市場の変化
・ソフトウェアは有償から無償になっていく。
・サービスやサポートが有償となり拡大されていく。
・これは顧客ではなく開発者側の変化である。開発者としてはこの流れをしっかりと見極める必要がある。
<感想>
確かにオープンソースへ流れているのは事実。ソフトウェア自体は無償となっていくが価値が無い訳では無い。
パッケージ売っているところは辛くなっていくかもしれんね。
■APIの提供
・APIを通してサービスやインフラを利用して下さい。
・それによってGoogleは利用者を獲得できます。
<感想>
インフラとしてのGoogleがどんどん大きくなりそう。
結局インフラ抑えられたら実権握られる様な気がして怖い。
でもAPIって楽だから使っちゃうよね。
もっと詳しく見たい人はYouTubeでどうぞ
Google Developer Day Tokyo – Greg Stein (Japanese)
その他にもいろいろセッションあったんですが、大変なのでこんだけ。
各セッションの様子はYouTubeにも上がっているのでそちらでどうぞ
http://www.youtube.com/results?search_query=Google+Developer+Day+Tokyo&search=Search
昼食はGoogleで準備してくれてた!(無償)
写真撮り忘れたのでFlickrより借用。
ランチ@GoogleDeveloperDay2007(by kou_snotes)
レセプションパーティに参加。全くGoogleの人と会話できなかった。
結構ビール飲んだ。料理もおいしかった。もうちょっといろんな人と会話できればよかったのに。
でその後、携帯コンテンツ作ってる人とはてなの人と呑みに行った。
いろいろ面白い話が聞けてそこでも結構飲んだ。
感想はこんな感じ