うちの会社は派遣8割、受託2割ぐらいなんだけど
社長に聞くとやっぱ受託はきついらしい。
派遣でのビジネスを考えてみると一人の社員を単価80円で派遣。
月々の費用を50円と考えると30円の儲けになる。
この場合利益を増大させようとすると単価を上げるか
費用を下げるって選択肢もあると思うが手っ取り早いのが人を増やす。
そうすればすぐに30円が手に入る。
顧客に嫌な顔されて単価交渉するより増員の方がよっぽどやりやすい。
でもこれって派遣会社ならいいけどソフトハウスがはりっきってやっちゃうと
社員のモチベーション落ちるよね。
派遣会社に登録して派遣社員でやる分には自分で選んだ事なので問題ないと思うけど会社から一方的に派遣され自社のメンバーと疎遠になりスキルアップもままならないとやっぱ辛くなるだろう。
入社して1~2年目で飛ばされちゃったりすると考えちゃうよね。
またこの時期を乗り越えても5~6年目ぐらいになると先行きが不安になって転職したりする。ソフトハウスの中堅所が抜けたりするのもここら辺が理由なんじゃないかな。
自分もそうだったし。
でこうならない為に受託をがんばればいいのかと言うとそれも辛かったりする。
ベンダーからの受託の場合、合い見積によって値切られたりして辛かったりもするって話をよく聞くし自分もそう思うけど、これはどの業界にもあるので愚痴りにくい。
それよりも改善活動が行い難いのが原因だと思う。
ベンダー側は品質保持の為にいろんなプロセスがあったりしてそれ守るように押し付けてくる。
その為、必要の無いドキュメントを向こうのフォーマットで持ってきたり開発プロセスやツールなんかまで押し付けられちゃって社内で改善活動しようにも効率悪すぎてどうにもならない。
取引先のベンダーが1社であればなんとか手順作ることもできるかもしれないけど複数あると手に追えない。
押し付けられた手順を改善するにも契約の範囲内でしかできないので効果が限定的になってしまう。
しかしそれでもなんと改善できてもまだ油断できない。
ひどいところは見積もった人月分の人が働いているかどうかチェックするベンダーもいる。
これではソフトハウスが受託開発で利益を得るのは相当難しい。
うまくいっている会社の人、方法教えて下さい。
そうなると残るは直顧客との受託開発。
合い見積はあるだろうけど相手から開発プロセスや製品を押し付けられる事は
かなり減りそう。
そうなれば改善活動も進み利益を得ることができそうな気がする。
直契約をとる為に、ISOやプライバシーマークを取得する必要はありそうだけれど
会社として納得して取得に挑めるし自発的な点が社員としても良いと思う。
しかし直顧客と契約しているソフトハウスは少ない。
たぶんベンダーが間に入らなくなる為だ。
今までベンダーがいる事により顧客から仕事をとれたし大半のリスクはベンダーが
受け持ってくれた。
なので利益を得られるソフトハウスは
・顧客からベンダーの名前無しで仕事を見つけてくる営業
・リスクを受け入れる経営
が求められのかもしれない。
纏まるには纏まったので今度社長に提案してみよう。
字がちっちゃくて読みづらい。
すいません検討します。
このジレンマ、とてもよくわかりますw
方向性としては、派遣よりも受託をがんばるべきという点、私も同意です。
経営者はどーだかわかりませんが、エンジニアにとってはいいことはなんにもありませんからね。
しかし、受託契約でプロジェクトを成功させるのは非常に難しいのもまた同意で、そこで私なりにたどり着いた問題点は
・今の受託開発は、請け負う範囲が広すぎる
・各社はもっと狭い範囲のプロ集団であるべき
いうことです。
例えば
・設計工程・実装工程・テスト工程・運用工程
・顧客の業界別
・アーキテクチャ別
など、ジャンルを絞った形の分業がもっともっと進んでいかないかなーと思っています。
例えばいま、「結合テスト・総合テストが専門」とかいう会社があったりしたら、すっごく頼みたかったりしてw
分業の細分化といっても、システム開発特有の事情もあるので今すぐにはなかなか難しいものがありますが、自動車・建築・服飾などの産業も、長い目で見れば同じような進化をたどっているような気がします。
inose660さんこんにちは
受託がリスキーなのは同感です。
範囲については全く考えなかったですね。
新たな発見。
顧客の業界別は小さなソフトハウスなどで
結構ある気がします。
テスト専門会社の話はたまに聞きますよね?
こう考えると工程別もあるのかな?
設計:コンサル
実装:オフシェア
テスト:テスト専門会社
ゆっくりでも良いのでいい方向に進化して欲しいですね。